カダフィ大佐の理念を受け継いで、彼の著書“緑の書”に基づく統治を行うことを目標とする“カダフィ主義緑の党”が我が社を含めた各新聞社で実施した世論調査で勢力を拡大している事が判明した。この世論調査は首相国民選挙に合わせて行われる大国民議会議員選挙の為に行われたもの。
事実上の党首であるアタール議長の、何者にも臆さないまるでカダフィ大佐の様な物言いが、昨今の欧州の反ムスリムに嫌気がさすムスリムの一般庶民に受けたものと思われる。特に反イスラエル感情が高いムスリムの若者に支持者が多く、“緑の書”がベストセラーとなっている。現在3議席のみの保有であるが、次の選挙で確実に党勢が今以上になる事は間違いないだろう。
リビアから遥か地球の反対側のインドネシアの地でカダフィを求める声が上がる事は、カダフィ大佐自身ですら予想出来なかった事だろう。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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