WC、イスラエル人権団体に寄付。反発大きく

 旧市民社会党WCは今日、イスラエルのユダヤ人権団体に多額の寄付を行ったと発表した。その幹部のエイブラハム副所長は、
「我々も差別や偏見やいじめがなく、世界の市民が手を取り合う社会を目指している。我々と志は同じだ。多額の寄付をしてくれたパンパン氏には感謝をしている。のちに彼には景品をおくるつもりだ。彼と一度話をし、ロビー活動で連携をしていきたい。」と党委員長パンパン・イ氏に感謝の言葉を述べた。
 また、今後のロビー活動での連携や、“イスラエルはナチス発言”で物議を醸したカダフィ主義緑の党を糾弾するデモの連帯を呼びかけた。
 パンパン・イ委員長は「素晴らしい提案だ。反ドイツ・反日デモを初めとした反差別デモを連帯して行おう」と取材に答えた。
 世俗主義とはいえイスラム教国のインドネシアは、イスラエルとの国交を結んでいない。仏教徒のドゴロニデ首相に代わり中東外交の中心的役割を担うアブド・ソイセノ副首相は去年にも「我々は今後も兄弟を守る」として、どれだけ親米に傾いても親アラブ反イスラエル外交を貫くと主張していた。
 社会学者のマハー・セパー・バガバクサカ氏は「恐らくムスリムの国民の殆どが反イスラエルのはずだ。それに支持を集めているカダフィ主義緑の党を攻撃しているような団体と手を結んだWCの支持率は底辺を貫くだろう」と解説した。

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