三つの博士号を持つ(化学、数学、精神科学)事で知られる理系のアブド・ソイセノ副首相は、最後のガジャ・マダ大学生との懇親会“我々は何処へ向かはんや”を開催した。副首相就任以来、ほぼ毎年行ってきたこの会。副首相が博士号を持つ分野ごとに三つに分けられ、それぞれで共に計算したり、議論したり、実験したりしていた。毎年数百人が参加する。多い時は千人を超すこともあった。
今回党代表に選ばれたことでこれまでよりも更にハードな仕事内容になる事が予想されるため、今回が最後になった。
三日間に及んだこの会の最後の合同締め括り大会では、「非常に申し訳なく、残念ながら、アメリカからトルコまで、世界中の大学を渡り歩いた私からすると、インドネシアの最高峰のこの大学はまだまだと言わざるを得ない。だから最後に君たちに約束しよう。次の選挙で受かるかどうかは分からない。しかし必ずいつか、素晴らしい研究設備を整え、また、教育を充実ささせる事を。貧しさ故に教育を受けられないという事を無くすために、国を豊かにすることを。だから君たちも、その優れた技術でインドネシアを支える事を約束して欲しい。今まで数十年に出会った全ての生徒諸君、教授達、また私のワガママに応えて下さるガジャ・マダ大学に感謝を申し上げます。」と締め括った。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
0コメント