イスラエルのネタニヤフ首相が「イスラム世界機構というのは野蛮なテロ国家集団の寄せ集めだ。イスラム機構は石油利権を独占し、我々の平和と自由を脅かそうとしている。イスラム世界機構の中には、核開発を目論みサウジアラビアに破壊工作を仕掛けたイランまでもいる。これはただの寄せ集めであり、イスラム世界機構の石油利権独占を仕掛け、イスラエルのようなか弱い小国いじめをする目論見は、失敗に終わるだろう。」と発言した。
これについてアブド・スロマコン外交相は「もしOIWC加盟国、ひいてはイスラム教国が野蛮なテロ国家ならば、イスラエルなどという国家は存在出来ない。また、まるでムスリム全体がテロリストと言うようなこの発言は宗教差別であるし、全ての差別に反対するであろう国際社会から強烈な批判に晒されるべきだ。この様な発言で歴史に名を残すことは恥だと知った方が良い。
あと、か弱い小国であるパレスチナを虐めてる国が、何もされていないのに被害妄想の様にいじめを訴えるのは正気の沙汰とは思えない。実に狂気的だ。この様な国からいじめられているパレスチナを救い出すために、この様な国の横暴を許さない為にOIWCは結成されたのだ。」とかなり強気で反論した。
また、ネタニヤフ首相がその後に、
「ユダヤ資本の受け入れを決断さえすれば、イスラム機構の国々も自由と繁栄を手にすることができるだろう。」と発言した事については、
「嫌です。国民の為にも、パレスチナ同胞の為にも、正義の為にも。」と返答した。
世俗主義であるがイスラム教国であるインドネシアはかねてよりイスラエルへの当たりが厳しい事で有名であるが、アブド・ソイセノ新首相誕生に伴って更にそれらが過激化し、中東での分断を引き起こさないか有識者は懸念している。
もちろん、インドネシアとイスラエルの国交は無い。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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