かつてインドネシア最大の銀行で、スドロプトヨ政権下に民営化された旧国営の“インドネシア商業経営銀行”と、同じく民営化された旧国営“マディリ銀行”が合併し誕生した“ジャカルタ中央銀行”。今回そのジャカルタ中央銀行と同じく旧国営の“インドネシア農業銀行”が合併し“インドネシア中央人民銀行”が誕生すると発表された。
インドネシア中央人民銀行はかつての国内の旧国営トップ3の大銀行が合併したものであり、東南アジア最大規模での世界銀行が誕生する。合併に伴って旧農業銀行は汚職に塗れた役員人事を一新した。国内二番手の銀行は蘭芳客家商業銀行となる。
総資産1兆5860億ドルの新大銀行では役員の汚職防止の為、常時“BRSJ不正監査委員会”という第三者機関と政府財政省による合同の委員会が設置される。
政府は今回の大銀行誕生を、蘭芳客家商業銀行とウィルジャダルナヤFGが競争相手に成り得るとし、健全競争法(日本でいう独禁法)に当たらないとしている。
BRSJの後を追う形となった国内第二位、三位の銀行。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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