地獄見る投資家、舞う株券。混迷依然、先見えず。

 中国と日本の事実上の戦争状態や、各国の混乱や強まる中国への風当たり。インドネシア大国民議会は今日、中国への非難を決議し、軍備増強方針を固めた。
 乱高下する株価…。現在、金融世界は地獄を見ている。
 特に中国とのビジネスを行っていた投資家や企業は悲惨だ。今日だけで少なくとも三十社が第一次不渡りを出し、十社が倒産、四人が首を括った。
 昨日の時点で国内三つの取引所の株価は米国大統領当選で高上がりしたのも束の間、大暴落し、取引所には紙が舞った。
 現在、政府は人民銀行と共に大規模な金融政策を実施しているが、それで零細企業が持つかどうかの先行きは依然不透明で、新たな金融危機に落ちようとしている。しかし、まだ希望はある。現在のソイセノ臨時首相は国内インドネシア特別中央銀行の元総裁である為、何か一大転換政策を打ち出せば、何とか経済が保つ可能性がある。
 前進共和党政権下で何とかアジア金融危機を脱し、順調に世界でも稀な大経済成長を遂げてきたインドネシア。それもここで終わってしまうのか。
 ドゴロニデ首相&ソイセノ臨時首相の手腕が問われる。

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