国父スカルノが提唱し、インドネシア憲法の前文に記載され、国章に載り、インドネシアの象徴的・根幹的なな思想としているパンチャシラ。
国章にてヒンドゥーの神鳥ガルーダが抱きかかえる楯にその意匠を載せているのがパンチャシラの紋章だ。
しかし、かねてよりこの紋章は細かすぎており、バッジ制作の際に潰れてしまったり、親しみにくいデザインであったという事もあり、民間で十字の中の五芒星をその簡略化モチーフとして用いられてきた。また、それと併用して"pancasila,bhinneka tunggal ika(indonesia)! "を略した”PBTI”という単語もインドネシアの象徴として使われ始めていた。
首相府は長年パンチャシラの紋章が難しい問題を看過してきたが、ついに俗章を公式なものの一部として認めた。
ハミド首相府報道官は「簡単なデザインで親しみやすく、描きやすくなったと思う。」と話した。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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