狂気の時代へ突入、新貴族主義、新世界秩序到来

 首都、ジャカルタは今や狂乱の大都市と化した。

 今日ジャカルタ、スラバヤ、バリクパパンの全ての中央証券取引所で平均株価が過去最高値の終値を付けた。中国の日本侵攻で一時期大幅に中国企業関連の経済が停滞したが、逆に危険な中国経済と距離を取った形となった為、投資家の間で安心感が生まれ、急速な回復に繋がった。

 さて、そんな中首都ジャカルタで異変が起き始めている。男女間での異様な拝金主義・色欲主義的社会が若者の間で形成されているのだ。

 放送関係、特に人気番組上層部や中央官僚・政治委員、社長等の高所得な職種の男はハイエナの如く美女に這いより、金持ちにモテたい若い女は夜の街中にドエロい服装で踊り狂う様になった。高級ダンスクラブ“ジャンバラ”には服を着ているのか着ていないのか分からない美女が眩しく輝かんばかりに艶やかに、滑らかに、妖しく踊り狂い、乱交し、ラブホテルと化している。

“新貴族主義”、“新世界秩序”。

 放送関係上層部、政治官僚、社長、ジャカルタ中心地区の高層マンション(通称新世界)の上層階住み…このようなステータスを求めて、妖艶な女たちに貢ぐことでしかモテる事が出来ない現状を某テレビ局のアナウンサーが皮肉ったものだ。また、案の定ピシュケリキが不良化し始めた。首都は今、狂乱の時代に突入した。

今後さらに格差が開いて行くのか…。それとも、こんなヒエラルキーに飲み込まれない非ジャカルタの人間は幸せだと思うべきなのか…。

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コンパス・ジャカルタ紙日本語版