ゾクチェン派仏教僧侶連盟、チベット同胞の現状を憂慮

 今日、インドネシア仏教の中で最大の規模であり、同国内唯一チベット仏教系であるゾクチェン派僧侶を中心とした仏教僧侶連盟が、清華共産党のチベットの同胞への弾圧を止めるよう抗議の声明文を発表する会見を行った。宗教を問わず、約200名近くの宗教関係者、政治家の名前が見受けられた。

 会見の中で、御年103歳になるゾクチェン派最高位ガルジャンド大師は、「ヌタンサラ(インドネシア国内/マレー世界)に留まらず、世界の多くの人々にチベット同胞の受ける苦しみと、圧を加える共産党の残忍さ、人権侵害を知って欲しい。チベット同胞からの悲痛な手紙を私もたまに受け取る。政治弾圧から、宗教弾圧にすり替え、チベット仏教・文化の根絶とチベット人の民族浄化に勤しむ共産党を、我々は強く非難する。」と語った。

 連盟の抗議声明文の連名にドゴロニデ首相の名前は入っていなかった。大陸との関係を拗らせないようにした結果だと考えられる。

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