首相は自宅にしている独立宮殿から朝の四時に市立公園に散歩していると、たまたま首を吊ろうとしている25歳の男性を見つけたという。首相が慌てて止めて、近くのベンチで身の上話を聞いてあげたり、諭したりしたという。
その男性は「会社をクビにされて、うつ病と診断されて、家族も四散してしまってアテが無くなってしまった。どうしようも無くなってて吊ろうとしていたら、まさかの首相が現れて、こんな端くれの身の上話を長い事聞いてくれたんだ。そして、どんな精神科医や宗教、自己啓発本よりも効果のある諭しを授けてくれた。悟ってうつが消えたよ。感謝しかない。」と話している。
対して首相は「秘書とか周りから“いつまで仕事してたんですか!”とか、“寝て無いんですか?!”、“一国の要人が勝手にSPもつけずにフラフラと!”って散々に怒られた。次からしないようにする。あと君たち(記者たちの事)、例のごとくその男の人に突撃取材したでしょ?彼は疲れてるんだ。人間としての優しさがあるなら疲れて寝た人を叩き起こすようなマネはするんじゃない。」と話した。我が社も以後気を付ける。
一体どのように“諭された”のだろう。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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