今日、テュルキイェのイスタンブールで、イスラム世界協力機構の発足等を取り纏めた、歴史的なイスタンブール宣言が採択された。
イスラム世界協力機構(OIWC)は、イスラム世界の国家が宗派を問わず加入する、史上初の巨大組織である。我が国やテュルキイェはもちろん、サウジ、イラン、USCA、ES、東洋等々、名だたるイスラム国家が席を並べた。東洋はオブザーバーとして本会議に出席し、加盟した。
この組織は世界の主要な産油国を取り纏める唯一の組織となる為、宗教的な面以外でも世界に対して大きな影響力を持つことは間違いないだろう。また、宗教戦争が絶えないイスラム圏で、宗派の違いを超えて両者が集い、講和を結ぶことも期待できる。
我が国のドゴロニデ首相の発言に、各国の首脳陣が呼応し、長期に渡る各国同士での水面下の会議によって今日の決議と発足に繋がった形だ。
首相は「この組織によって、一歩でも、一ミリでも平和に繋がればと思う。また、この組織の影響力で、もう二度と中東が他地域に蹂躙されることの無いことを願う。」と語った。彼は仏教徒であるため、決議後の首脳陣による礼拝には参加せず、代表としてアブド・スロマコン外交省大臣を参加させた。
因みに彼はこの会議の前まで、テュルキイェを観光し、アヤ・ソフィアやトプカプ宮殿を見物したり、尊敬するアタテュルクの廟に妻と共に参拝したりしていた。また、ケバブやシシカバブ、トルコアイス、チャイに舌鼓を打っている。本人は、「世界三大料理を堪能できた。とてもおいしかった。チャイについては、将来の茶農家として勉強になった。そして、我が国と歴史的に繋がりの深いオスマン帝国の美しい遺構や、尊敬するアタテュルク先生の廟にも念願の参拝を出来て満足だ。」と話している。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
0コメント