CASEA、ムランマークーデターへの対応急ぐ

 東南アジア協力連盟(CASEA)の蘇氏蓮明(Tho Thi Lien Minh)事務総長は、ムランマーで発生した国軍による軍事クーデター発生と、それに伴う民主派への強硬な弾圧ついて、6月に予定していた通常の首脳会議に先行して、インドネシアで特別首脳会議を開催する見通しであることを発表した。

 ムランマーの現在の事実上の最高指導者であるボ・シーハ国軍最高司令官も出席する予定であることも明らかにした。CASEA諸国の首脳陣が本部のあるジャカルタに集結し、ムランマー国軍に状況の説明や武力弾圧の停止、人道支援の受け入れを要請する見通しだという。     

 首脳会議は、インドネシアやシンガポール、東洋が開催を求めていたものの、CASEAの二大原則である「内政不干渉の原則」を盾にタイなど開催に消極的な国も存在した。しかしタイ等への難民の流入が相次ぎ、遂に開催を受け入れざるを得なくなった。

 「域内主導」で事態を解決したいCASEAは、先月の外相会議の議長声明で「懸念」を示すなど異例の事態である。

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コンパス・ジャカルタ紙日本語版

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