近年増加し続けている清華船の領海への不法侵入を受けて、ドゴロニデ首相とアブド・ソイセノ副首相は今日、新たな海上防衛連絡網の構築・刷新や海軍・海警の増強を図ると発表した。
それに関連する新システムは“強いインドネシア構想”の一環として、ヒンドゥー教において水と海の神の名を取って“ヴァルナ・エリア”と名付けられた。
今日の記者会見は首相の体調不良の為に代理でアブド・ソイセノ氏が行い、同氏は「我が国の殆どを占める海を占領されれば、我が国はお終いだ。最悪の事態だが、それを防止するために世界最強の新海上防衛システム“ヴァルナ・エリア”を構築する。」と語った。会見で記者に「それは清華対策か?」と聞かれると、「これは清華に限った話ではない。もちろん含まれているが、海賊や領海侵犯をする全世界の国家相手に適用される。」と返した。
しかし、社会学者のマハー・セパー・バガバクサカ氏は「もちろん全世界の領海侵犯に適用されるのは当たり前の話だろうが、殆ど清華の為に作られたものと見て間違いないだろう。清華船の領海侵犯をこれまで何度も許していたが、海は我が国にとって、防衛上これ以上無いほど重要だ。そこで、通報・連絡網の刷新と再整備、海警・海軍の増強を図ったのだろう。」と考えている。
コンパス・ジャカルタ紙日本語版
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